2019年4月15日夜に発生した火災によって
フランス・パリのノートルダム大聖堂の尖塔などが焼失しました。

このニュースを見た時とてもショックを受けました。
世界遺産であるいうことはもちろん、パリ市民にとっても
世界中の人たちにとってとても大切な存在であるからです。

数年前にひとりでパリへ旅行し、ノートルダム大聖堂へ行った際
見知らぬパリジェンヌが熱心にガイド役をしてくれました。
目が合って、にっこり微笑みあって「どこから来たの?」とか
「ほかにどこを観光するの?」という軽い会話から、「案内してあげるわよ」と
言ってくれたのです♪
会話はもちろんフランス語だったので、全てを理解できたわけでは
ありませんでしたがノートルダム大聖堂を誇りに思っていて
遠い日本から来た私にも、その素晴らしさを知ってほしい!という思いが
伝わってきたものです。



ノートルダム大聖堂はその名の通り「ノートル=私達の」「ダム=貴婦人」
私達の貴婦人である「聖母マリア」のことを意味しています。
その歴史はフランス・カペー朝のルイ7世の時代から始まります。
この時点で歴史好きにとってはどれだけ貴重な建造物であるか分かるはずです。

そしてあの有名なバラ窓。ネットニュースでは焼失を免れたとあり少しホッとしました。
あのステンドグラスの色合いは、現代では再現できないと聞きました。
当時の製法しか出せない濃淡のある奥深い色合いはもう作れないのだと。

修復には長い時間と莫大な費用が掛かることかと思いますが、あの素晴らしい
ノートルダム大聖堂をまた見ることができる日を心待ちにしています。
そしてパリの人たちの心の傷が早く癒えますように。。