先日の京都散策の際に立ち寄った「金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)」の御朱印です。
京都市左京区黒谷町にあり、通称寺名は「くろ谷さん」と呼ばれているそうです。

浄土宗の七大本山のひとつという、とても由緒のあるお寺です。

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車を駐車場に止めて少し歩くと「高麗門」があります。
ん?門の左側に「京都守護職本陣」と書かれた札が・・・。(画像では見にくいかもしれません。)

ほとんど予備知識もなく・・ただアフロの仏さまにお会いしたい❤という目的で来てしまったのですが。
この文字には興味津々です。
京都守護職って確か幕末に「松平容保公」が就かれていた職ですよね。
で、「新選組」を配下に置かれたはず。
歴史的にとても有名なお寺だったんですね!自分の知識不足に反省です~。
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門をくぐると・・・なかなかハードな階段が待ち構えていました。
この日の京都はめっちゃ暑い☀
見上げた階段の段数の多さにくらくらしちゃいました(笑)
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階段を上りきると汗だく💦

正面には「御影堂(大殿)」があります。
御朱印はこちらで頂きました(^-^)

「アフロの仏さまはどちらですか?」という私達の不謹慎な質問にも笑顔で親切に答えて下さったお坊様☆
ありがとうございます~。
上ってきた階段とは別の小さな階段を下りた付近にあるそうです。

因みに「お手洗い🚻」もその付近にあります!

階段を下りた左側に墓所があります。
墓所の階段を少し上がったところにこんな看板がっ。

「江 供養塔」
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「江」ってあの織田信長の妹お市の方の娘の?淀君の妹の?
徳川秀忠の正室の?徳川家光の母上の?

自称「歴女」の私(笑)テンションアップ~↑
こちらが供養塔です。
お参りさせて頂きました(*^^*)
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肝心の「アフロ様」が見当たらない・・・・。
と思っていたら本当に目立たない場所にいらっしゃいました。
Wowめっちゃアフロヘアです!!!!
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背後から撮影しました。
アフロ具合が良く分かります。
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こちらのアフロヘアの仏さま。
「五劫思惟阿弥陀仏像」というそうです。

↓以下金戒光明寺のブログから抜粋
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五劫思惟の阿弥陀仏は、通常の阿弥陀仏と違い、
頭髪(螺髪・らほつ)がかぶさるような
非常に大きな髪型が特徴です。

「無量寿経」というお経によりますと、阿弥陀仏が
法蔵菩薩という名で修行中の時、
諸々の衆生を救わんと四十八の願を立て
、 「五劫」の間、ただひたすらに思惟をこらし、
修行をされた。とあります。
五劫思惟の阿弥陀仏はその時のお姿をあらわしたものです。

「五劫」とは時の長さで、一劫が五つということです。一劫とは
「四十里立方(約160㎞)の大岩に、天女が三年(百年に一度という説あり)に
一度舞い降りて羽衣で撫で、その岩がついに無くなるまでの時間」
のことで、五劫はその五倍ということになります。

そのような気の遠くなるような時間、思惟をこらし修行をされた結果、
髪の毛が伸びて渦高く螺髪を積み重ねた頭となられた様子をあらわしたのが
五劫思惟の阿弥陀仏で、大変珍しいお姿です。


私達衆生がお念仏を称えることによって極楽浄土に往生出来るのも
阿弥陀仏が上記のような永い修行を重ねられた結果なのです。
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ふむふむ・・・。つまりとても徳の高い仏さまのようです。

帰ってから「金戒光明寺」のHPを見ると、見どころが沢山あったようです。
「春日局墓所」(徳川家光の乳母)とか「徳川忠長供養塔」(徳川家光の弟、駿河大納言)とか・・・・。
歴史上有名な人物と関わりのある場所が盛りだくさんです!

やはり事前の予習が必要ですねΣ(゚Д゚)
知識が頭に入っているか否かによって、観光の楽しさは格段に違ってくると思います。

子供のころ遠足で行っても楽しくなかった場所でも、大人になって「どういう場所か?誰が建立したか?何があった場所か?」分かった上で行くと想像が広がって楽しいのはその為でしょうね。

何事も「予習は必須」なのかも☺